ドイツが誇るフラッグキャリア、ルフトハンザ・ドイツ航空(Lufthansa)。
ルフトハンザといえば、フレンドリーで親切なCAさんや、シンプルながら美味しい機内食など、居心地のよいサービスが何よりの魅力です。
そんなルフトハンザ航空、今般のコロナ禍によりどのように変化したのでしょうか?
今回は、国内線ビジネスクラスの最新情報を詳しくレポートします。
旅の始まりはフランクフルト・アム・マイン国際空港
某日早朝、フランクフルト国際空港にやってきました。
といっても、前日は隣接する「フランクフルト・エアポート・マリオット・ホテル」に宿泊していたため、徒歩たった3分の道のり。
やはり朝便に乗る時には、エアポートホテルが便利ですね。
立地がいいだけでなく、ホテル自体もオシャレで居心地が良かったので、フランクフルト空港を利用される方には是非おすすめです。
ちなみに、今回はミュンヘンで所用のため渡独しましたが、直行便運休中により、フランクフルト経由になりました。
フライト情報
さて、この日のフライト情報はこちら。
便名 | LH094 |
区間 | フランクフルト- ミュンヘン |
出発時刻 | 7:15 |
到着時刻 | 8:10 |
フライト所要時間 | 0時間55分 |
搭乗クラス | ビジネスクラス |
飛行時間は55分間と、あっという間のフライトになりそうです。
搭乗前はセネターラウンジへ
さっそく搭乗手続きを済ませて、待合室内へ入りましょう。
飛行機に乗るまでの間は、ルフトハンザ航空のラウンジで過ごします。
通常、ビジネスクラスの乗客は、ルフトハンザビジネスラウンジを案内されますが、ANA SFCを持っていれば、搭乗クラスにかかわらず、ワンランク上のセネターラウンジに入室可能です。
国内線・シェンゲン内向けセネターラウンジの様子は、こちらの記事をご覧ください。
行き先がシェンゲン域外の場合は、また別のラウンジを案内されます。
いよいよ搭乗
出発30分前になり搭乗口へ行ってみると、すでに多くの人が待っていました。
周辺の座席はほぼ埋まっていましたが、当時ドイツの公共交通機関ではFFP2マスクの装着が義務付けられ、至る所でワクチン接種完了証明書か24時間以内の陰性証明書が求められていたため、それほど不安は感じませんでした。
ビジネスクラスは満席
この日は窓側を選択。
ビジネスクラスは満席で、機内の写真を撮れるような状況ではなかったので、ご参考までに、以前搭乗した同機の写真を掲載しておきます。
ビジネスクラスといっても、ヨーロッパ域内の場合は、このようにエコノミーと変わらない座席で、真ん中の1席を空けて座る仕様です。
豪華さはありませんが、このご時世、隣席とある程度の距離が確保されるだけでありがたいもの。
フライト時間も短いですし、十分快適に過ごすことができました。
機内食が有料化??
座席に落ち着くと、前のポケットに「Onboard Delights(機内でのお楽しみ)」というリーフレットを発見。これは以前なかったように思います。
開いてみたところ、ドリンクやスナック…
軽食などがラインナップされています。
ドイツの高級食料品店ダルマイヤー始め、掲載されているのはそれなりのメーカー品なだけあって、値段はちょっとお高め。
はて、ビジネスクラスでは無料の機内食があったはずなのに、もしかしてコロナのせいで有料化した??と思っていたら、水平飛行に入ってから、以前と同様に提供が開始されました。
どうやらこのカタログは、無料分だけじゃ足りない!という人のためのもののようです。
個人的に国内線ルフトハンザの機内食がとっても気に入っていて、これを目当てにセネターラウンジで食事を取らなかったようなものなので(笑)、ホッとしました。
無料の機内食メニュー
ということで、配られた朝食がこちら!
- カイザーゼンメル
- バター
- ジャム
- チーズ2種
- ハム
- パプリカ
- ぶどう
- デザート
見た感じはとってもシンプルですよね。でもこれがしみじみと美味しいのです。
特にチーズ!
個人的に非加熱のチーズは普段それほど好んで食べないのですが、ルフトハンザビジネスクラスで出るチーズは、どれも本当に美味しくて。
地上では敬遠してしまうブルーチーズなど、若干癖があるものすら、ここでは別物のように感じられます。
実際のところはどうなのか、チーズに詳しい方の意見も聞いてみたいところです。
全てしっかり完食した後は、従来通りチョコレートのプレゼントもありました(ミニサイズにはなりましたが)。
フランクフルトからミュンヘンまでのフライトは、たったの1時間弱。
その内、ワゴンサービスが出来る時間は30分あるかどうかなので、CAさんもバタバタと忙しそうでしたが、相変わらず皆さんフレンドリーで、終始気楽に過ごすことができました。
ミュンヘンに到着
飛行機は定刻通り、ミュンヘン・フランツ・ヨーゼフ・シュトラウス空港に到着。
あいにくの雨模様ですが、この空港に来られただけで嬉しくて懐かしくて、涙が出てきます。
いつでも気が向けば戻れると思っていたのに、物理的にも精神的にもこんなに遠くなる日が来るなんて、想像もしていませんでした。
とにもかくにも、こうして無事到着できて、本当にありがたいことです。
最後に
ということで今回は、フランクフルト発ミュンヘン行きのルフトハンザ・ビジネスクラス搭乗記をお届けしました。
コロナ禍での長距離移動には、何かと不安も付きまといますが、相変わらず心地よい距離感のサービスと、美味しい機内食で、快適なフライトでした。
やっぱりルフトハンザ大好きだなぁ、と思わせてくれた1時間となりました。
復路、ミュンヘンからフランクフルト行きの搭乗記はこちら↓